「楕円曲線上のペアリングの数理とその暗号への応用」
日本応用数理学会2006年度年会のホームページ に詳しい案内がありますので、 そちらをご覧下さい
14:10 〜 15:05 宮地 充子(北陸先端科学技術大学院大学)
双線形写像暗号に適した楕円曲線の構成
講演内容:双線型写像暗号に適した楕円曲線の構成における問題について.
ペアリング計算の研究動向について
講演内容: ID-base暗号への応用など、設計の立場からペアリングを用いるよう になってから、ペアリングの計算を高速に行うための方法が大変重要になってき ている。楕円曲線暗号への攻撃に最初に用いられた Weil ペアリングよりもいわゆる Tate ペアリングの方が高速に計算できることは広く知られているが、最近になり Tate ペアリングの改良がいくつか提案されている。本講演では、計算の高速化という観点に立ち、それらについての概説を行う。
16:15 〜 17:10 岡本健、岡本栄司(筑波大学)
ペアリングを用いた暗号プロトコル
講演内容: 従来、ペアリングは楕円暗号の解読方法の一つであったが、最近になって暗号プロトコルの構成にペアリングを用いた有益な方式が多数提案されている。本発表では、最初に、これらのプロトコルを用途別に分類し、それぞれの特徴について述べる。次に、主要なプロトコルについていくつか紹介し、それらの要素技術について解説する。これらの取り組みにより、ペアリングの持つ性質がどのように利用され、暗号プロトコルに応用されているかを説明する。
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